FXでは、通貨の基本的な知識がないと利益を出すことが難しくなるので、利益の基本となる円高や円安の知識はしっかりと持っていなくてはいけません。FXを初めて行う初心者の中には、こうした基本的な知識を知らずに取引をして失敗をしてしまう人が少なからず存在します。通貨の価値に関する考え方は世界で共通していますので、大きな利益を掴むために前提知識として知っておきましょう。例えば、円高というのは日本の立場から見て円の価値が高くなっていることを意味するわけではありません。
これは、実際に通貨の価値の変動を見てみると一目瞭然でわかります。日本円で取引をする際には、常に相手国の立場からモノを考えて取引をする必要があります。為替相場では、常に通貨ペアという考え方で相場が表示されており、そこには取引をする相手方の通貨の価値が表示されています。円ドル、円ポンドといった具合に他の通貨が必ずセットになっているわけです。
円高や円安を考えるときには、この円ドルや円ポンドと言った相手方の通貨の立場から考える必要があるわけです。例えば、実際に通貨の変動を見ていても円の価値が100円から105円になると日本の立場から見ると円の価値が高くなっているように見えてしまいます。しかし、実際にこうした変動があるときには円高になっているのではなく円安になっていると解釈します。これは、円の立場ではなく相手であるドルやポンドの立場から見るとFXでの相場は相対的に価値が下がっているように見えるからに他なりません。