トレンドという言葉は何もFXに限らずに日常でもファッションなどで聞く言葉であり、流行や潮流という意味があります。FXでのトレンドというのも同じ意味であり、例えば景気が良い国の通貨であれば人気があって購入されやすくなりますし、逆に政治情勢が不安定などで先行きが不安定な国であれば通貨が売られる傾向が出てきます。そうした流れが起きているのがトレンドであり、相場が上がっている場合は上昇トレンド、相場が下がっている場合は下降トレンドと言います。なお、上昇トレンドでも下降トレンドでもない横ばいの場合はボックスやレンジと呼ばれています。
例えば、米ドルと円の通貨ペアの取引をしていて上昇トレンドになっている場合、米ドルを買って上がってから売るというのがセオリー通りの取引であると言えます。逆に上昇トレンドになっているのに売りから入って流れに逆らっても却って損をしてしまう可能性が高くなります。ただ、FXのトレンドの流れもいつまでも続くわけではないです。トレンドが移り変わろうとしている場合は流れに乗ろうとすると損をしてしまいますが、トレンドを分析する際には上昇トレンドであるのに一時的には小さく下降する場合もあり、そこがトレンドの流れが変わったのかそうで無くて一時的なものなのか、流れはしっかりと見極める必要があります。
トレンドを見極めるためにはチャートを分析する事も大切ですが経済情報などを集める事も大事であり、日頃からしっかりとチェックするようにしておいた方が良いです。